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視力検査表の一番上のマークも見えない! どうすればいい?

Cの切れ目が見えるところまで近づいていきその距離を測定 !

視力検査表の一番上のマークも見えない! どうすればいい?

一般的な検査距離5mの視力検査表はひとつの段に5つの視標(ランドルト環)が並んでいて、そのなかの3つ以上判別できれば、その段の視力はあると判断されます。
しかし、視力検査表には0.1の視標までしかありません。0.1未満の視力の測定は、0.1の視標がどの程度まで近づいたときに判別できるかによって決まります。
0.1以下を測定する場合どうするのかというと、
一番大きなランドルト環(0.1の視標)の切れ目が見えるところまで近づいていきその距離を測定し、計算式に当てはめることで、求めることができるのです。

計算式は、次の通りです。

●5m用視力検査表の場合

視力=0.1×(0.1が見える距離m)÷5

5m用視力検査表で4mの距離で判別できれば0.08、
3mなら0.06、
2mなら0.04、
1mなら0.02、
50cmまで近づかなければ見えない場合は0.01となります。

50cmまで近づけても0.1の視標が見えない場合、これ以下は順に、眼前で指の本数が判別できれば指数弁(しすうべん)、手の動きがわかれば手動弁(しゅどうべん)、光の明暗がわかれば光覚弁(こうかくべん)といいます。明暗がわからない状態で視力を0としています。

●指数弁(しすうべん)
0.1の視標が50cmの距離で見えないときは、検者の指を見せ、指の数が判別できるかどうかを検査します。判別できれば距離を測定します。(20cmで分かったら「20cm指数弁」となります)
●手動弁(しゅどうべん)
指数の判別ができないときは、検者が手を動かし、その動きが分かれば「手動弁」となります。(20cmで分かったら「20cm手動弁」、眼前で分かったら「眼前手動」となります)
●光覚弁(こうかくべん)
手動しても分からないときは、暗室でペンライトを用いて瞳孔内に光をあて、明暗が識別できれば「光覚」となります。
●視力0
明暗の識別ができないときです。

強度近視用…視力0.1以下の視力検査表

▶︎視力0.1以下の方の視力検査表(90MB)
※視力が0.1以下の方のための視力検査表のPDFデータです。プリントアウトしてご使用できます。A4サイズで作成していますので、プリントアウトする時は、A4サイズでページの拡大縮小なしでプリントしてください。
0.1の視標がどの程度まで近づいたときに判別できるかによって、現在の視力を知ることができます。

視力検査表の一番上のマークも見えない! どうすればいい?

※ランドルト環とは1909年の国際眼科学会において定められた視標で、アルファベットのCのような形をしています。視力1.0をしめすランドルト環の大きさは直径7.5mm、太さ1.5mm、切れ目の幅1.5mmです。上記の表を参考に手作りすることができます。

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