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レーシック後の視力低下を予防する方法

超音波治療器「アイパワー」でレーシック後の視力低下を予防!

 

レーシック後に視力が低下する原因は?

レーシック手術後の見え方の違和感を訴える方から、最近、お問い合わせをよくいただきます。

  • 仕事で書類が読めない。
  • メールの文字が見えない。
  • 夜になると見えにくくなる。
  • 目の周りの筋肉が痛い。
  • とにかく目が疲れて、読書やテレビを見るのも辛くなった。
  • 急激な視力低下を感じています。もうすぐメガネに逆戻り?

などさまざまです。

視力低下などで悩み、その対策・予防に超音波治療器「アイパワー」が使用できるのか? とのお問い合わせです。
レーシック手術を受けた方の場合、手術後の視力が完全に安定するまでには約6ヵ月かかる場合もあり、アイパワーの使用は6カ月以降とさせていただいています。

実際、愛用されている方も多くいらっしゃいます。ここでは、「レーシック手術したのになぜ視力が低下するのか?」を解説しながら、視力低下対策について考えます。

調節緊張とは? 過矯正とは?

目の構造イラスト

レーシックとは角膜にレーザーを当て、角膜を削り、光の屈折を矯正することで視力を回復させる手術です。

角膜を削る量は近視の度数によって違います。矯正を強くするほど、その分角膜は削られて薄くなります。

レーシック後に「遠くは見えるようになったが近くが見えなくなった」とか、調節緊張で「また視力が低下してきた」という人の原因は、視力を出しすぎる「過矯正」に問題があるようです。

では調節緊張(チョウセツキンチョウ)とは、なんでしょうか? パソコンやスマホ、テレビゲームなどの近くを見る作業を長時間続けていると、目の調節筋「毛様体」が常に働いて、近くにピントを合わせる状態を作りつづけることになります。この状態が続くと、一時的に屈折力が強くなり、近視に類似した状態になります。これは昔でいう「仮性近視」の状態ですが、現在では「調節緊張(調節痙攣)」と呼ばれています。これは、目が非常に疲れた状態ともいえます。

目はカメラのレンズのように、見たい距離に応じて屈折力を変化させ、焦点を網膜上に合わせる機能を持っています。これを目の調節力といい、その役割を「水晶体」とよばれる目の中にあるレンズでおこなっています。人間は近くを見るとき、毛様体とよばれる筋肉で水晶体の厚さを調節してピントを合わせるわけですが、遠くを見るときは毛様体筋の緊張をゆるめ、近くを見るときは緊張させています。つまり、遠くを見るよりも近くを見るときのほうが目は疲れるわけです。人は遠くを見ているときが一番楽だということです。

次に、過矯正とはどういうことをいうのでしょうか?

メガネを作る時「遠くまではっきり見えるものがよい」と考える人は多いでしょう。しかし、現代人はパソコンやスマホの画面といった、近くのものを見る時間のほうが多いのが現状です。数十センチ先のものを見ることが中心ならば、それほど度数の強いレンズは不要です。近視の矯正レンズの度数が強すぎることで、「過矯正」という状態が引き起こされることがあるのです。

過矯正は遠くの物を見るために調整されています。この状態で近くの物を見ようとすると、目はピントを合わせるために必要以上に緊張することになります。そのため、目に余計な疲労が蓄積し、眼精疲労を引き起こして吐き気や頭痛の原因となるのです。

過矯正の原因は、メガネの過度の度数矯正「レンズが強い」のために、遠方視(遠くを見る状態)でも目の筋肉「毛様体」が緊張したままになる状態のことです。目は近くを見るときには毛様体が緊張してピントを合わせ、遠くを見る時には毛様体の緊張を解放し疲れをほぐしているのですが、レンズ度数が適正より強いレンズを使用すると、遠くを見るときにも毛様体はゆるまず、緊張したままになります。これが過矯正で眼精疲労を誘発するのです。

ハッキリ見えるからといって、過矯正に設定したメガネやコンタクトを使用し続けると、体調を崩したり、目が疲れたりするなど、決してよいことはありません。コンタクトやメガネは、最高の視力が出ればよいというものではなく、その人にとって必要な視力を得るためのものなのです。

日常生活では1.0の視力で十分です。むしろ0.7とか0.8あたりのほうが快適なのです。近視は環境病です。環境に合わせて、視力が低下し、順応しているのです。つまり、プロゴルファーや野球選手のように遠くを見る必要がある競技では2.0や1.5の強い視力も有効ですが、デスクワークや学業など近くのものを見るようなライフスタイルなら必要ない視力です。

水晶体の調節

遠距離メガネと近距離メガネの2種類を使い分ける理由は?

レーシック後の視力低下を予防する方法

メガネを作る場合「遠距離メガネ…運転、日常用」と「近距離メガネ…パソコン、室内用」の2種類を作り、状況により使い分けると目が疲れません。

遠距離というのは運転・日常用であって、近距離に位置するパソコンやスマホなどとは一致しない距離といえます。当然、距離の合っていない度数で長時間パソコンを使用すれば通常の状態よりも目は疲労してきます。

最近では「スマホ老眼」といって、20代、30代でも老眼の初期症状を示す人もいますが、遠距離用のコンタクトやメガネを常用してスマホの画面を長時間見ているということも原因のひとつといえます。

レーシック手術で裸眼視力が0.1未満のところを、2.0とか1.2くらいまで矯正すると過矯正になりがちです。メガネのように遠距離メガネと近距離メガネを作って状況により使い分けることはできません。

それだけに、パソコンやスマホの画面を見る時間が多い方が、レーシック手術で1.2に矯正したりすると、目が疲れやすくなり、視力低下を引き起こしやすくなるのです。

この対策として、

  • 30分~1時間のパソコン作業をした後に、10分間温湿布を目に当てて温める。(50度程度のお湯に浸して温めたタオルやホットアイマスクで目もとを約10分温めること)
  • 目とスマホの距離を40cm以上離す。
  • パソコンやスマホを1時間続けたら10~15分休み、遠くの景色をながめる。
  • パソコンやスマホを凝視していると、まばたきの数は驚く程少なくなっています。それだけに、意識的にまばたきをしたり、「まばたき体操」をしたりすること。

などにより、目の緊張をゆるめたり、疲れをとることが、視力低下防止につながります。

レーシックを受けてよくなった目。でも、安心してはいけません。目の機能自体が正常に戻ったのではなく、矯正により視力がよくなったのです。視力低下の原因が解消されたわけではありません。

視力低下の原因を知り、生活習慣を変えたり、対策を講じなければ、また視力が低下する恐れがあるのです。

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