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動体視力を鍛えることがアンチエイジングにもつながる
動体視力は加齢とともに衰え、転倒や事故につながる!
視力には「静止視力」と「動体視力」の2つのタイプがあります。静止視力は、一般的に「視力」として知られているもので、目標が静止している状態で視力を測定します。一方、動体視力は、動いている対象に素早くピントを合わせる能力であり、日常生活において非常に重要な役割を果たします。
動体視力は年齢と共に衰えるため、特にシニア層にとっては、歩行中の転倒や車の運転中の事故のリスクが高まります。特に運転を必要とする高齢者にとっては、動体視力を維持することが安全運転の鍵となります。
動体視力の衰えは、歩行中に段差に気づかず転倒する原因になり、特にシニア層では骨折や寝たきりにつながることもあります。車を運転する場合、動体視力の低下は事故の原因にもなりかねません。
動体視力を鍛える方法
動体視力は、スポーツ選手がトレーニングで鍛えているように、シニア層でも簡単に鍛えることが可能です。毎日の生活に取り入れることで、視力の低下を防ぎ、事故や転倒のリスクを減らすことができます。
目のウォームアップ
トレーニングを始める前に、目をウォームアップすることが重要です。パソコンやスマホを1時間使用した後は、5分間の休憩をとり、目の状態をニュートラルに戻すことを心掛けましょう。
親指追いかけ体操
目の筋肉を大きく動かして疲れを取るエクササイズです。顔を正面に向けたまま、親指を見つめ、視線だけで左右・上下に動かしていきます。これにより、目の周りの筋肉が鍛えられます。
1. 右手か左手の親指を30cmほど前に出し、左右に動かして視線で追いかけます。各方向3回繰り返します。
目のぐるぐる体操
目を大きな円を描くようにゆっくりと回すことで、眼球の筋肉を柔軟にします。これにより、動体視力の改善が期待できます。
1. 右回りに眼球をゆっくり回す。2~3周。
2. 左回りに眼球を回す。2~3周。
3. 最後に寄り目にして5秒キープ。
動体視力を鍛える実践編
普段の生活の中で動体視力を鍛えることも可能です。以下のトレーニングを試してみましょう。
車窓から看板や駅名を見る
電車や車の窓から外の看板や駅名を見て、目の動きで文字を読み取ることが動体視力のトレーニングになります。車を運転中の際は、注意して行いましょう。
車窓を流れる駅名や看板の文字を読み取ることが動体視力のトレーニングになる。
ボールに貼り付けた文字を読み取る
ソフトボールに文字を貼り、ボールを投げて受け取る前にその文字を読み取ります。このトレーニングは動体視力を鍛える簡単で効果的な方法です。
動体視力トレーニングで老化を防ごう
動体視力の低下を放置すると、転倒や交通事故を引き起こすリスクが高まります。少しのトレーニングで、老化を防ぎ、より健康的な生活を送ることができます。シニア世代にとって、動体視力を鍛えることは日々の生活をより安全で快適に保つために欠かせません。