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子どもの視力回復

近視の猫が超音波治療器を使ったら視力回復?! 猫も近視になるの? ?だらけの猫マンガです。

作画/海丸ミチ

超音波治療器「アイパワー」は、今日は右まぶた、翌日は左まぶたと、毎日10分軽くあてるだけ。1秒間に約2万4,000回の超音波振動が目の深層部の細胞組織まで届き、優しくマッサージ。毛様体のコリに作用し、ピント調節をサポートします。厚生労働省承認の医療機器ということで、長年にわたって信頼され続けています。

海丸ミチさんが描く猫マンガでは、老猫のシロがアイパワーを使用して視力回復に奇跡的な効果を発揮しますが…猫には絶対に使用しないでください。

猫だって視力回復したい
猫だって視力回復したい2

猫だって視力回復したい3

猫だって視力回復したい4

猫だって視力回復したい5

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猫だって視力回復したい15

猫だって視力回復したい16

あとがき

作者の海丸ミチさんは、猫好き。昔、漫画家のアシスタントをやっていましたが、その先生が公団住宅に住んでいて、猫を9匹も飼っていたとか。3DKの部屋に猫が9匹、そんな環境の中で締め切りに追われマンガを描いていたそうです。編集者が原稿を受け取りに訪れるのですが、自宅に帰るとすぐ奥さんに「◯◯先生のところに行ってきたでしょ」と、すぐにわかってしまうそうです。スーツに猫の毛がついているから。

超音波治療器「アイパワー」は、人間の視力回復に効果的ですが、猫には不明ですし、かわいそうなのでマンガのように、猫には使用しないでください。

マンガの主人公?の「西野あかね」さんは、1年前に購入し、使用していたのは1ヶ月ほど。継続は力なり、です。アイパワーを継続して使用し、目を大切にしましょう。

「超音波治療器の不思議ストーリー」テキスト原稿

交通事故で突然、両親を亡くした。
葬儀から2週間後私はアパートの契約を解除して両親が住んでいた公団住宅に引っ越して来た。
「オッとと」
引っ越しはしたくなかったがシロのことを思うと贅沢はいってられなかった。
シロは両親が飼っていた老猫で一人娘の私が世話をするしかない。
私がそれまで住んでいたアパートは猫を飼えなかった。公団住宅も本当は猫を飼うのは禁止なのだが暗黙の了解で猫や犬を飼っている人は多かったのだ。
私は小さな広告代理店に勤め、デザイナーをやっていたが、
両親が亡くなったのを契機に退職した。
「帰ってきたよ。」
「西野さんまず机から運びますよ。」
そして、フリーのデザイナーになった。
1日中パソコンに向かっている仕事のため目がとても疲れる。
シロはテレビが大好きだ。私の仕事中はテレビをずっと見ている。
猫のくせにお笑い番組がとくに好きだ。
「そんなに近くから見ていると目に悪いぞ!」
「疲れたよー」
「そうだ!」
「確かここに…」
「久しぶり」
「目が疲れた時はコレこれ。」
1年前、広告で見て超音波治療器を購入した。1カ月ほど愛用しただろうか。
仕事がその頃から忙しくなり使わなくなった。
あるのも忘れた。
「何をしているのじゃ。」
「これアイパワーっていうのよ。目の疲れがとれ視力もアップする機械よ。」
「ふーん」
「使ってみる。」
「ワシに使って欲しいのか?」
「試してもよいぞ。」
「もう!目を閉じてよ!」
「10分間当てるよ!」
「10分間は長いな。」
「音が何だなんだ!」
「終了のブザーよ。」
「どう?」
「変だぞ。これは…まわりがボケて見えるぞ!目が悪くなってるぞ!」
「大丈夫よ。ボヤけて見えるのは一時的よ。1〜2分間目を閉じていれば戻るわ。」
「2分たったよ。」
「目を開けるぞ。」
「こ…これは」
「どうしたの?」
「こんな後ろからでもテレビがよく見えるぞ!」
「シロって視力が悪かったの?」
「実は近視じゃ。」
「テレビの見過ぎかの。」
「外を見てみたい。」
「どうぞ。」
「オオーッ!遠くの家もよく見えるぞ!」
「アイパワー猫のほうが効果あるのかな。」
「すごい機械を人間は発明するもんじゃな。」
1週間後
「いまメールで原稿データを送信しました。」
「誰じゃ?」
「テレビいいとこなのに。」
「修正があったらメールください。」
「あかねお客さんだぞ!」
「音がしてたぞ。」
「チャイム鳴った?誰だろ。」
「誰もいないよ。」
「おかしいな。」
「あら!」
「こんにちは。」
「私、三丁目の伊集院家に住んでいるテレサともうします。隣は息子のテンテンです。」
「息子はテレビが好きでご主人のお嬢様と一緒にテレビばかり見てて注意しても聞かなくて。頭があまりよくないのに視力まで悪くては将来が心配で心配で…。」
「それは困ったわね。それでご用は何?」
「あかね様が持っている魔法の機械を息子に使わせてもらえませんか。」
「魔法の機械ですか…?そんなもの持ってないけど?」
「お願いです!費用がかかるなら何とかしますから。」
「あかね、このアイパワーのことじゃないかな。」
「アイパワーが魔法の機械?」
「実はあかね様が持っている機械で目がよくなったとシロさんに聞いたんです。」
「話してはマズかったかの。」
シロは1日1回外出する。ドアの前に行き「出してくれ」とねだる。
戻ってくるとドアポストをバタンバタンとうるさく鳴らす。
一度、外出したまま戻りが遅かったので、探しに行ったことがある。
近所で見つけたのだが、呼びかけても知らんぷりで近づくと逃げた。
家の外に出ると野生に戻るのか「あんたなんか知らん」という顔をする。
その外出時にアイパワーのことを近所の猫に自慢したのだろう。
「こわい」
「フーッ」
「お母ちゃん!すごいよ。よく見える。」
「もうテレビばかり見るんじゃないよ。」
「ありがとうございました。」
「猫には奇跡的に効果があるみたいね。」
「やはり魔法の機械じゃ。」
猫の親子はその後3回来た。
珍客の訪問はこれで終わりと思ったが、
実は始まりにすぎなかった。
「ハイ!目を閉じて!」
「口コミは怖いのう。」

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