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目の疲れ解消

眼精疲労にならないための予防方法、ツボ療法

眼精疲労になるメカニズムを知れば、予防方法も分かります

目が疲れる、なんとなくまぶしい、チカチカする、充血する……VDT作業(コンピュータのディスプレイなど表示機器を使用した作業)をしていてこんな状態になれば「疲れ目」です。

生理的な疲れですから作業を中止したり、時間が経てば解消されます。ところが、これを放置しておくと、肩が異様にこったり頭痛が起きたり……と目以外の部位に異常が発生します。このような二次症状を伴うのが「眼精疲労」です。

そのメカニズムは、

目にも体のほかの部位と同じように筋肉があって、それによって目は動くのです。ところが長時間連続して動かすと、当然ながら筋肉は疲労し、こり固まってしまいます。筋肉を動かすエネルギーも不足し、筋肉内には疲労を促す乳酸が増えていきます。モニター画面など近くのものを見続けていると毛様体筋は緊張したきりで、こり固まり一種の筋肉痛を引き起こすのです。

このメカニズムを考えれば、眼精疲労の対処法がわかります。

  1. 目を休める
    酸素が補給され、緊張していた筋肉は徐々に弛緩していきます。動かさないことで乳酸の量も減ります。
  2. 目をほぐす
    眼球周辺のマッサージや目の体操、ツボ療法などによって人為的に血行を促したり、筋肉疲労をときほぐすことができます(ツボ療法については、下段の「一人でできる眼精疲労に効果的なツボ療法」を参照)。
  3. 遠くを見る
    近くのものを見続けていると毛様体筋は緊張していますが、遠くを見るとゆるみます。じっと休んでいると緊張した毛様体がゆるむのには15~20分を要しますが、遠くを見ることで弛緩時間を早められます。

実際問題として、職場では③を実行するのはなかなか困難ですが、昼休みに屋上や非常階段の踊り場などでやってみてください。

やり方

何十メートルか先に目標物となるポイントを決め、腕を伸ばし50センチほどのところに親指を立てます。親指の爪を1分見たら遠方の目標物を2分見る、というように近点、遠点を見ることを繰り返すことで、緊張した毛様体筋はほぐれます。

親指の爪を1分見て、次に遠方の目標物を2分見ることを繰り返すと、毛様体筋の緊張がほぐれる。

週末なのに目をいじめていませんか

週末の過ごし方にも注意が必要です。
週末の休日は、平日にたまった疲れをとり、心と体をリラックスさせて、エネルギーを蓄えるべき日です。
ところが、週末なのに目をいじめる人が増えています。

自宅で長時間モニター画面を見る

遊びでパソコンを操作する、部屋を暗くして長時間TVやDVD、動画配信サービスを見ることです。最悪なのは、パソコンの仕事を自宅に持ち込むこと。これでは、休日なのに目をいじめているのと同じです。

遊びなどに夢中になって、睡眠不足になる

平日、疲れ切って帰宅し、趣味などやりたいことは全くできず、その反動で土日におもいっきり楽しむのはいいのですが、深夜2時3時までTVやDVDを見たり、休日は朝早くからドライブに行くスタイルは、目に良くありません。疲れ目にムチ打ち、さらに長時間酷使を続けるのは、自ら眼精疲労を招く行為といえます。

無理な長距離ドライブ・夜間ドライブ

車が好きだが平日はドライブできない。そこで休日に乗る。それ自体は悪いことではありませんが、あくまで程度問題なのです。疲れた体、疲れた目で、長距離ドライブ・夜間ドライブは事故と隣り合わせですし、目の酷使につながります。

「目が疲れる」という不快な感覚は、目になんらかの機能的な異常が起こっていることを示す、ひとつの注意信号と考えるべきです。生活習慣を変えるなり、なんらかの対処を施さないと、改善はされず、ひどくなるばかりです。ここで紹介した対処法がなかなかできない方は、超音波治療器「アイパワー」の使用をおすすめします。

一人でできる眼精疲労に効果的なツボ療法

※治療の時間・回数は、疲れない程度に行うのが基本。目安としては、一カ所の治療時間は5~15分、指圧を繰り返す回数は、自分が気持ちよく感じる程度を適度な回数とします。

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